COLUMN
TikTokのPR依頼の進め方|企業がクリエイターに頼むときの流れと注意点

TikTokでPRを依頼したい企業様向けに、クリエイターへの依頼の流れ、依頼前に決めること、動画づくりで任せる部分と伝える部分、表示ルールや二次利用の注意点を、キャスティング会社の実務目線で解説します。
「TikTokでPRを依頼したいけれど、誰にどう頼めばいいのかわからない」。最近、こうしたご相談が増えています。
TikTokは、フォロワーが少ないアカウントの動画でも、内容しだいで多くの人に届くことがあるのが特徴です。だからこそ、TikTokのPR依頼では「誰に頼むか」と同じくらい「どんな動画にしてもらうか」が大切になります。
この記事では、TikTokでクリエイターにPRを依頼するときの流れと、つまずきやすいポイントを、キャスティングの現場の目線でまとめます。
TikTokのPR依頼が他のSNSと違うところ
InstagramやYouTubeでは、フォロワーや登録者が中心に投稿を見る傾向があります。一方TikTokは、おすすめ(「おすすめ」フィード)に表示される動画を見る人が多く、フォローしていない人にも動画が届きやすい仕組みです。
そのため、TikTokのPR依頼では次のような考え方が役に立ちます。
- フォロワー数だけでなく、普段の動画がどれくらい見られているかを見る
- 最初の数秒で見る人の手を止められる動画にする
- 広告らしさよりも、そのクリエイターらしい自然な表現を大切にする
人選そのものの考え方は、インフルエンサーの選び方の記事で詳しくご紹介しています。
依頼する前に決めておきたい3つのこと
TikTokでPRを依頼する前に、社内で次の3つを決めておくと、その後のやりとりがスムーズになります。
1. 目的 商品名を知ってもらいたいのか、使い方を伝えたいのか、店舗やサイトに来てもらいたいのかを決めます。目的によって、向いている動画の形や、成果の見方が変わります。
2. 必ず伝えたいこと 商品名、特徴、言ってはいけない表現など、動画に必ず入れたいことと、避けたいことを整理します。多すぎると動画が窮屈になるので、本当に大切なことに絞るのがポイントです。
3. 予算とスケジュール 何人に依頼するか、いつ頃投稿してほしいかを決めます。商品の発売日やキャンペーン期間に合わせる場合は、撮影や確認の時間も見込んで、余裕を持って動き始めます。
TikTokのPR依頼の基本的な流れ
一般的な流れは次のとおりです。
- 目的と条件を整理する
- 合うクリエイターを探して候補を選ぶ
- 依頼内容と条件(投稿日、本数、使用範囲、費用など)をすり合わせる
- 契約を結ぶ
- 商品を届け、クリエイターが企画と撮影を行う
- 投稿前に内容を確認する
- 投稿し、結果を振り返る
この中で特に時間がかかりやすいのが、2の候補選びと、3の条件のすり合わせです。クリエイター本人や所属事務所とのやりとりが多く、慣れていないと思った以上に手間がかかります。

動画づくりは「伝えること」と「任せること」を分ける
TikTokのPR依頼でよくある失敗が、企業側で台本を細かく決めすぎてしまうことです。
TikTokで見られる動画は、そのクリエイターならではの話し方や編集、テンポがあってこそです。企業が用意した説明をそのまま読むような動画は、見る人に「広告だ」とすぐに気づかれ、最後まで見てもらえないことがあります。
おすすめは、次のように分けて考えることです。
- 企業から伝えること:商品名、必ず入れたい特徴、使ってはいけない表現、薬機法など法律に関わる注意点
- クリエイターに任せること:動画の構成、話し方、撮り方、BGMや編集の雰囲気
事前に「どんな切り口で紹介したいか」を聞いてみると、企業側では思いつかないアイデアが出てくることもあります。
投稿前に確認しておきたいポイント
PRであることの表示
広告であることを隠した宣伝(ステルスマーケティング)は、2023年10月から景品表示法の規制対象になっています。TikTokでも、動画の説明文やハッシュタグで「PR」「広告」などと分かるように表示することが大切です。TikTokには、ブランドとのタイアップであることを示す公式の開示設定もあります。
表示のルールについては、ステマ規制の記事で詳しくまとめています。
動画の二次利用
クリエイターの動画を、企業のアカウントや広告、サイトなどでも使いたい場合は、事前に使用範囲と期間を決めて合意しておく必要があります。TikTokには、クリエイターの投稿を広告として配信できる仕組み(Spark Ads)もありますが、利用するにはクリエイター側の許可が必要です。
あとから「広告でも使いたい」となると、条件の再調整が必要になるため、最初の段階で決めておくのがおすすめです。
音源の扱い
PR投稿で使える音源には、TikTok上の決まりがあります。人気の楽曲をBGMに使いたい場合も、PRの動画で使ってよい音源かどうかを確認しておきましょう。
結果の振り返り方
投稿後は、再生回数だけでなく、いいね、コメント、保存、シェア、プロフィールやサイトへの移動など、目的に合った数字を確認します。
複数のクリエイターに依頼した場合は、どの動画のどんな切り口が反応を集めたかを比べると、次の施策に生かせるヒントが見つかります。コメント欄の声も、商品のどこが響いたのかを知る大切な材料です。
どのインフルエンサーに頼めばいいか迷ったら、nicoichiiが目的と予算に合う人選をご提案します。
キャスティングを相談する →TikTokのPR依頼は、まずご相談ください
TikTokのPR依頼は、クリエイター選びから条件のすり合わせ、動画の確認、表示ルールへの対応まで、気をつけることが多い施策です。
nicoichiiでは、飲料、化粧品、テーマパークなど、さまざまな商品やサービスのTikTokプロモーションをお手伝いしてきました。これまでの取り組みは実績ページ、サービスの内容はマーケティングのページでご覧いただけます。
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